頭の重さって知ってますか🧠？

若いうちは身体が多少無理をしていても、若さと柔軟さでどうにかなってくる人が多いです

しかし、年齢を重ねて、知識が頭の中に入れば入るほど身体はこうでなければならない、こうするのが正解と少しの制約を自分の中でつくっていき、気づくとどんどん体の動き方が硬くなってしまいます

楽器を持った状態で硬くなって吹いていると、そのうちどこか一部に負担が重くかかって故障につながったり、無理をしなければ吹けなくなってきます

そうならないために、楽器を持たない状態で知っておくべきことがあります

『自分の身体のニュートラルな状態とはなにか』

普段皆さんは頭と身体のバランスについて考えたことはありますか？

頭は実はだいたい5キロほど⚠️と、かなり重く、頭がバランスを崩していると緊張や圧迫感を感じやすくなりやすいです

それは身体がベストな状態ではなく、どこかに負担がかかっている状態になるからです

そしてそれは呼吸にも深く関わってきます

逆に頭がうまくバランスをとれていると、軽やかで、気持ちも楽になって考え方にも自信に満ちてきます

例えば、

○重い荷物を持って歩く時

○手ぶらで歩く時

を想像すると気持ちも身体の軽やかさも違うことは想像できると思います

それが自分の身体の中のほんの少しのバランスで身体も心も変わると思うと不思議ですよね

ほんの少し体験してみましょうか💡

①机の上に置いてあるケータイを持ち上げていつも使う高さまであげてください

②次は同じことを、頭が固まって動かない状態でおこなってください

③次は同じことを頭が自然に動く状態でおこなってください

三つの中で1番身体が楽だったり、気持ちが軽かったのはどれでしょうか？

人によって答えは変わって来ますが、

ほんの少しのバランスで身体が思うように動けたり、動きづらく感じたりしませんか？

そこには気持ちの変化も何か発見できましたか？

心と身体の関係はとても密なので、

身体がバランスをとれていないから不調だと思い、気持ちが落ち込むのか

身体がバランスをとれていて調子がいいから気持ちが上がるのか

はたまた、気持ちが落ち込むから身体が沈むのか、

気持ちが上々だから身体が元気になるのか

どちらからでも入れるとも言える気がします

この事をアレクサンダーテクニークの用語では“プライマリーコントロール”といいます。

脊柱の1番上で頭が絶えずバランスをとり続けて、身体全体に神経が行き渡って、その時その時にあった適切な反応を促してくれる状態のことです

頭が動いて、バランスの良い状態にあるから身体が反応してくれる

人前での本番の時、緊張で身体のことまで気にできないかもしれません、考え方を少し変えて、身体のことに意識を向けたら緊張しても身体が動くようになるかもしれません

なので、楽器を持たない状態での感覚を研ぎ澄まして、楽器を構えた時になるべくその状態に近づけるように身体を使えるようになれば今持っている悩みのどれかが解決するヒントにはなるかもしれませんね💡